仮想通貨を始めるなら知っておきたいDAOの概念




DAOとは「Distributed Autonomous Organization」の略称で、いわゆるシステムの概念です。

日本語訳で「非中央集権自律型組織」「自律分散組織」などという意味になります。

もっと簡単に説明すると、国や会社における組織構造はピラミッド型で頂点に管理者がいます。

円形で診た場合は中央に権力が集まってて、その周りに従業員がいますよね。

DAOの場合は、中央にルールや契約が存在して周りに人間がいる形になります。

ここで言う「契約」というのは、スマートコントラクトのことを指します。

スマートコントラクトとは?

スマートコントラクト(smart contract)を日本語訳すると「自動契約」という意味になります。

スマートコントラクトは「Nick Szabo」という学者が提唱した考え方で、自動販売機で例えると「お金を入れる」「ボタンを押す」という2つの条件を満たすことで、飲み物を入手することができる仕組みと同じです。

このスマートコントラクトが無数にあって、一連の流れが自動かつ永続的に実行されることがDAOになりえるということです。

関連記事:スマートコントラクトの意味や仕組み~実例や失われる職業について

ビットコインのシステムはDAOの概念と近い?

ここまでの話を統括すると、DAOの概念はビットコインのシステムと非常に近いという事が言えそうです。

ビットコインの場合は、中心には「決済方法」、その周りには「採掘(マイニング)による支払い」「コインの上限生成量」「コイン取引における手続き」など一連のスマートコントラクトが存在します。

これらのルールを変えることは誰もできず、ブロックチェーン技術により不正を働くことも改ざんすることも不可能です。

そんな普遍的なコアが中心にあり、周りに投資家といった人間が存在してることから、ビットコインのシステムはDAOの概念と同じだと考えられています。

The DAOにおけるDAO(トークン)の話

話は少し変わりますが、先ほどのDAOの仕組みを用いて発足されたプロジェクトが「The DAO」です。

開発元はSlock.itという企業で、2016年6月ごろに世間を騒がせた不正送金による事件の元凶でもあります。

The DAOはいわば投資ファンドのようなもので、当時はクラウドファンディング上で100億円以上の資金を数週間で集まるほど革新的なプロジェクトでした。

DAOを買った投資家には投票権があり、投資先を投票により決められます。

投資対象が決まったら、プールされてる資金から投資が行われます。

The DAOはあらかじめ、投資対象のプロジェクトが売り上げをだすとThe DAOにいくらか還元される契約を結んでいます。

これにより、投資対象のプロジェクトが売り上げをあげると、そのままDAOを保有してる投資家に利益が還元される仕組みとなります。

不正ICO防止のために初めて導入された「DAICO」という仕組みは、このDAOの特徴である「非中央集権」や「民主主義」といった特徴を汲み取った仕組みと言えます。

DAICOについては以下の記事をご覧ください。

不正ICOを防ぐDAICOの仕組みと特徴について【徹底解説】




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