仮想通貨ICOの詐欺事例~銘柄の一覧と怪しいICOを見分けるポイントとは




ICOは仮想通貨を活用した資金調達方法で、投資家としても短期間にキャピタルゲインを得られる確率の高い興味深い投資手法です。

しかし、集めた資金でプロジェクトが行われず投資した資金が回収できない不正ICOが横行しているのも事実です。

実際、国民生活センターに仮想通貨トラブルの相談件数は増加をしています。

国民生活センターへの仮想通貨トラブルの相談件数

  • 2014年:194件
  • 2015年:440件
  • 2016年:634件

これから更に増加する事が考えられます。

この記事ではICOの詐欺の手口や銘柄を紹介し、怪しいICOを見分けるポイントについて解説しますので、不正ICOにあなたがひっかからないためにも参考にして下さい。

多くのICOが詐欺であることについての実態

以下の動画をご覧ください。

CNBCのインタビューでイーサリアム(Ethereum)の共同設立者Joseph Lubin氏とリップル(Ripple)のCEOのBrad Garlinghouse氏の両氏は多くのICOが詐欺であることについて触れています。

また、2017年半ば時点での仮想通貨関連のウェブ偽装詐欺の被害額が2億2500万ドル(約250億円)であることを、アメリカの分析会社チェーンアリシスは発表しています(これは2017年1月~8月前後までの期間です)。

引用:https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-08-24/cyber-criminals-extracting-a-heavy-toll-from-ethereum-advocates

仮想通貨業者の大物が投資対象としてICOの危険性をうたっているので、みなさんも十分注意してください。

不正ICOの詐欺の手口について

不正ICOの手口についてお伝えします。

イーサリアムの公開用サイトを装った偽アドレスにイーサリアムを送金させるという手口

公式サイトがハッキングされているという事例が実際にあります。

実際にハッキングされたプロジェクトは「Enigma」というもので、50万ドルの被害がでてしまいました。

ハッキングを防ぐ手法の一つとして「Etherscan」を使用しようとイケダハヤトさんが推奨しているので、参考にされてみてください。

参考:http://www.ikedahayato.com/20170828/71957326.html

政府の許可を得たと謳う手口

ノアコインは「フィリピンと日本を『希望の橋』でつなぐ」「フィリピン政府の許可を得ている」と謳っていましたが、実際はフィリピン政府は一切関与していませんでした。

政府の許可を得ていると謳ったものには注意してください。

詐欺が横行する理由

詐欺が横行する理由は法整備がととのっていないからです。

株式等の有価証券と同様のルールが定められることを願います。

金融庁がICOについて注意喚起をしている資料があります。

参考:http://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/06.pdf

こちらの資料ではICOについての価格下落の可能性と、詐欺の可能性についてふれているものです。

あくまで自己責任で投資をしてくださいという内容にとどまっています。

ICOの詐欺の見分け方

詐欺を見分けるポイントについて解説します。

以下が詐欺である可能性が高いものです。

詐欺を見分けるポイント

  • セミナーをしている会社
  • 発行されるトークンの値上がりが保証されているもの
  • ホワイトペーパーがない
  • 日本語のホワイトペーパーしかない
  • ホワイトペーパーに具体的でかつ実現可能性が高い内容でない場合
  • 少額から購入できないコイン
  • メンバー・投資家・アドバイザーが信用できない場合
  • エスクローの仕組みが投資家を保護するものではない場合

一つずつ具体的に説明します。

セミナーをしている会社

そもそも仮想通貨なので、ウェブ上で資金調達をすれば良いところをセミナーで告知すること自体が怪しいです。

セミナーを開催しているICO案件には十分注意してください。

また、セミナーでは以下の点に気を付けるよう金融庁から注意喚起がされています。

投資に関するセミナーで、「金融庁推薦」「ここでしか買えません」「必ず価値が上がります」「購入価格よりも高い値段で買い取ります」などの文句とともに、仮想通貨の購入を勧められた。

引用:http://www.fsa.go.jp/common/about/20170403.pdf

ICO関連のセミナーには十分気を付けてください。

発行されるトークンの値上がりを保証している

トークンが値上がりするかどうか以前に、取引所がそのトークンを取り扱うかどうかが重要です。

それが分からない段階ではそもそもの値段がつきません。

まして、そのトークンが値上がりするかどうかの保証なども一切分からないのが仮想通貨ですので、値上がり保証をしている時点で詐欺でしょう。

ホワイトペーパーがない

ホワイトペーパーはそのトークンを広めるための事業計画書です。

そのホワイトペーパーがそもそもないというのは集めた資金をきちんと流通させて、価値があるものにしようとしていないことを立証するようなものです。

日本語のホワイトペーパーしかない

ICOはウェブを通して全世界から資金調達ができますので、日本語のホワイトペーパーしかないというのはおかしな話です。

日本語のホワイトペーパーしかないものには十分気を付けましょう。

ホワイトペーパーに具体的でかつ実現可能性が高い内容でない場合

不正ICOで使用されるホワイトペーパーは「絵にかいた餅」のような事業計画である可能性が高いです。

「そのプロジェクトが何をやりたいのか」が良く分からないようなプロジェクトではダメです。

ホワイトペーパーの意味やホワイトペーパーの盗作疑惑があったものについてはこちらの記事でまとめたので、興味がある方はご覧ください。

少額から購入できないコイン

1口10万円などのわりとおおきな金額からの購入を謳っているものは詐欺である可能性が高いです。

筆者も以前、仮想通貨セミナーで案内された案件では1口10万円からのもので、ためしに購入してみたらやはり投資したお金が戻ってこない詐欺でした・・・。

メンバー・投資家・アドバイザーが信用できない場合

プロジェクトの背景がどのようなチームで構成されているかは非常に重要です。

仮想通貨の有名なコミュニティを運営している人がバックにいるかという点は重要です。

ICOが成功したチームの中には必ず1人は良く知られた人物である可能性が高いものですので、チームメンバーについてはしっかりとチェックしましょう。

ICOチームやICO開発者の氏名を検索しても素性が全く分からない場合は詐欺である可能性が高いですし、そもそものICOチームとICO開発者の名前が分からない場合はほぼ詐欺でしょう。

ちなみに、有名人を前面に出したICOと言えば「SPINDLE」です。

あのGacktさんを前面に出したICO案件ですが、2018年5月以降に取引所上場を目指していて、その時期にならないことには詐欺かどうか分かりません。

ただ、有名人を全面に出しているから信用できるとも限らないということだけはしっかりと認識しておかなくてはいけません。

エスクローの仕組みが投資家を保護するものでない場合

エスクローとは和訳したら「預託」を意味します。

ICOにおけるエスクローについて簡単に説明します。

◆投資家→(資金)→エスクロー→(資金)→企業

投資家の資金は企業に直接入金されずに、特定の取引が完了するまでは一旦エスクローにプールされます。

仮にエスクローの仕組みがない場合は、企業は投資家のお金を全て盗むこともできます。

そうならないためにも一般的にICOではエスクローの仕組みが存在します。

仮に、トークンが配布された時点で、資金全額が企業にわたるようなエスクローの仕組みは投資家を保護するものではありませんので注意してください。

投資家を保護するエスクローの仕組みは、資金の一部が開発の進捗状況によって段階的に企業へわたるものです。

ICOの詐欺銘柄について

多くの被害者がでたコインまたは虚偽の疑惑があったコインの銘柄をまとめたのでご覧ください。

疑惑のコイン一覧

  • ノアコイン
  • パワーコイン
  • deClouds
  • D9クラブ

※それぞれのコインについての特徴はまた別の記事でお伝えする予定です

まとめ

不正ICOを見分けるポイントを中心にお伝えしました。

最終的には投資は自己責任ですが、自分で調べられることは全て調べた上でICOにのぞんでいきたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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