仮想通貨のマイニングとは~仕組みや方法とアルトコインでおすすめの銘柄




仮想通貨のマイニングの仕組みや方法、マイニングするのにおすすめのアルトコインについての情報についてお伝えします。

マイニングとは

ビットコインは発行上限が2,100万BTCと定められており、資源が有限である鉱山にたとえられていることから、ビットコインの取引の検証・承認はマイニングと言われています。

このマイニングを行う人のことを「マイナー」と言います。

ビットコインのマイニングを行う時は「つるはし」ではなく「高性能なコンピュータ」を利用します。

※ビットコインのマイニングについては後ほど詳しくご説明します。

マイニングの参加形態について

マイニングの参加形態はビットコイン誕生当初はソロマイニングという個人でのマイニングが主流でしたが、今ではプールマイニングといって、組織で行うマイニングが主流です。

それぞれについてご説明します。

ソロマイニング

ソロマイニングは個人のPCに専用ソフトをインストールして行います。

自分のパソコンの性能や使用電気量のバランスを見ながらの作業となります。

ビットコインのマイニングについては、競争激化によって電気代が高くなることから収支の割が合わないケースが圧倒的になっています。

しかし、ビットコインではないその他の仮想通貨(アルトコイン)においては競争が激化ではないものもあることから参入余地はあります

アルトコインのマイニングについて後ほどご説明します。

プールマイニング

プールマイニングとは組織で行うマイニングのことです。

マイニング組織が所有する大型の高性能コンピューターを使用してマイニングが行われ、報酬が発生すればその報酬をグループでシェアするというものです。

2年ほど前、マルチネットワークマーケティングのマイニング事業について知人から紹介されたことを思い出しました(いまどうなっているかは分かりませんが)。

そのプールマイニングにも2つの種類があります。

自分のパソコンで採掘するものと、採掘権を購入するもの(クラウドマイニング)です。

マイニング市場に占めるマイニングプールの割合は約8割です。

ASIC機という高性能で高額なPCを、電力費が安く土地代も安い広大な敷地に敷き詰めたマイニングプールはその半数が中国企業です。

DMMやGMOやSBIホールディングスなどの日本企業もマイニング事業に参入していっていますので、これからの日本企業の活躍にも注目していきたいものです。

※日本の大手企業によるマイニング事情については後述します

GPUによるマイニングについて

マイニングに用いるGPUというグラフィックボードがあります。

※グラフィックボードとはパソコン内部にあり入出力機能をカードとして独立させたものです

このGPUは計算が早く、画像処理の能力なども非常に高いのが特徴です。

個人でアルトコインのマイニングに挑戦している方はGPUによるマイニングを行っているケースが多いようです。

CPUマイニングについて

CPUマイニングは高性能なPCではなく、一般的なスペックのPCでも行えます。

初期投資額は10万円ほどで行うことができます。

GPUによるマイニングよりも費用対効果が良くなるケースもあるようです。

マイニングのセキュリティや問題点について

マイニングについて最も懸念されている問題は51%攻撃というもの。

51%攻撃とは、ビットコインネットワークの採掘速度の51%を支配して不正なブロックを作り、正当なブロックを拒否するというものです。

不正な取引を正当化し、正当なブロックを拒否し、マイニングを独占するもので、有効な対策はありません。

ただ、仮に51%攻撃を行った場合、ビットコインの価値が下がることが目に見えていることから、攻撃を行うメリットがないと考えられています。

しかし、2013年12月にGhash.ioというマイニングプールの採掘速度が50%を上回りそうになる事態が起きたため、ビットコインが値下がりするという事がありました。

引用:https://jpbitcoin.com/about/history_price

上記グラフによると、2013年12月から2014年の初めにかけて価格が半分以下になっていることが分かります。

マイニングプールは市場の8割を占めていることから、特定のマイニングプールにより51%以上の採掘速度が占められる状況について、今後も注視する必要がありそうです。

※中国企業によるマイニングについては後述します

ビットコインのマイニング

ご存知の通り、ビットコインは発行上限が2,100万BTCとさだめられています。

ビットコインのマイニングは以下の工程で作業されます。

マイニングの工程

  1. 取引の検証
  2. ブロック接続のためのナンスの探索
  3. ブロック承認
  4. コインベース

それでは、一つずつご説明します。

取引の検証

マイニングの工程で最初に行われるのは取引の検証です。

ビットコインを維持しているマイナーはメモリープールに保存された取引データをまずピックアップします。

ここで不正な取引をしているか検証をします。

この取引の検証を終えたデータをブロックに格納します。

不正な取引というのは「なりすまし」と「二重使用」です。

なりすましについて

なりすましについてご説明します。

AさんがBさんのふりをして、Bさんの口座からAさんの口座へ送金するのがなりすましです。

このなりすましを見破る方法は、公開鍵を使用してBさんであることを確認します。

※公開鍵とは暗証番号・パスワードなどの秘密鍵をもとに作られるもの。公開鍵からビットコインアドレス(口座番号・ID・QRコード)が作成されます

二重使用について

二重使用とは、残高不足しているのにもかかわらず水増しをして使用することです。

電子台帳を確認すれば二重使用をチェックすることができます。

仮に残高を改ざんして二重使用したとしても過去からの全ての取引台帳を確認すれば見抜かれます

ブロック接続のためのナンスの探索

取引の検証が行われ、取引を格納したブロックを直前のブロックとリンクさせます。

そのためには、「ナンスの探索」が必須です。

ナンスというのは直前のブロックとつなげるための数字のことです。

ナンスの探索には膨大な量の計算をしなければいけませんが、これはマイナーが行う大切な工程です。

この工程で使用される数値を「ハッシュ関数」と言い、ビットコインではSHA-256という関数が使用されます。

例えば「3A8C8R」という入力値がハッシュ関数SHA-256によって以下のような出力値に置き換えられます。

例)00005wadgsdavsdavsvnsadgsad5656464sd65435dfs

入力値が少しでもことなれば、出力の文字列は全く違いものとなり、出力値をもとに入力値を算出することは不可能です。

ただし、出力値が正しい数値であるかどうかのチェックは比較的容易に行えるのです。

早く計算した人がみつかれば、他のマイナーによってナンスが検証されます。

出力値の条件が出されるのですが、これは1から順に数値を入力するといった総当たりの原始的な方法で計算していくしかありません。

かなり膨大な計算能力が必要になることから、現在では企業がマイニング事業に進出しており、個人ではマイニングしても採算がとれないのが実情です。

ブロック承認

マイナーがナンスを発見した後、ビットコインのネットワークに「ナンスの探索をしたこと」「ブロックをつないで電子台帳を更新した事」「報酬を受け取ること」を通知します。

すると、ナンスの検証および承認をその他のマイナーが行います。

他のマイナーの検証は簡単で、ナンスを入力すればすぐに出力値がわかります。

この承認は6回(シックスコンファメーションといいます)行われ、取引の安全性を確固たるものにします。

コインベース

シックスコンファメーションを終えたら、報酬として受け取る新規発行コイン取引を書きこみます。

この行為をコインベースといいます。

コインベースは「新規発行のビットコイン誕生」と「ブロックを作成したマイナーがビットコインを所有したこと」を意味します。

報酬は取引手数料および新規発行コインの取得です。

報酬について

ビットコインの報酬については、以下です。

ビットコインの報酬

  • 2009年~2012年11月:50BTC
  • 2012年~2016年  7月:25BTC
  • 2016年~      :12.5BTC

関連記事:ビットコインの発行スケジュールについて

マイニングに適した条件とは

マイニングに適した条件は以下です。

マイニングに適した条件

  • 安価かつ広大な敷地
  • パソコンの冷却が可能な寒冷地
  • 電気料金の安い地域
  • インターネット回線が速い地域

この条件に合う場所でマイニングは盛んにおこなわれています。

その代表格であるアイスランドと中国のマイニングについてご説明します。

アイスランドのマイニング事情

アイスランドには安価かつ広大な敷地、寒冷地、電気料金の安い地域という、マイニングに適した条件がそろっている国です。

電気料金が安い理由は、ほぼ100%の電力を再生可能エネルギー(水力発電・地熱発電)で賄っているからのようです。

参考:環境省「アイスランド調査結果」

また、アイスランドは回線速度が速い光ファイバー網というインフラが整備されているのもマイニングする上でメリットとなります。

一般家庭の電気消費量が700Gwh/年で、マイニングによる電気消費量が840Gwh/年となる見込みであることから、電力供給に問題が生じることをBBCニュースが報じています。

中国のマイニング市場シェアや今後の動向について

2018年2月23日現在、中国のマイニング企業である「Bitmain」が運営しているマイニングプール「AntPool」「BTC.TOP」のマイニング市場のシェアは26%を超えています。

引用:https://blockchain.info/ja/pools

しかし、この中国企業によるシェアも今後はどのように推移していくか不透明な部分があります。

というのは中国当局は中国企業によるマイニングを禁止するという噂もあるからです。

中国の仮想通貨に対する規制は厳しく、仮想通貨取引所の閉鎖ICO禁止などはすでに行われているので、マイニングの禁止についても今後は行われる可能性が十分にあると思われます。

しかし、ただでは転ばないのが中国企業で、Bitmain社はカナダのケベックやスイスにマイングプールを建設する動きをしているようです。

大手企業もマイニング事業に参入

マイニング事業については日本の大手企業も参入してきています。

マイニング事業に参入している日本の大手企業

  • SBIグループ(仮想通貨取引所:SBIバーチャル・カレンシーズ)
  • GMOインターネット(仮想通貨取引所:GMOコイン)
  • DMM.com(仮想通貨取引所:DMMbitcoin)

これらの企業がマイニング事業に参入しています。

これらの企業はどこも大手企業ですが、仮想通貨取引所を運営しているのも共通点です。

SBIグループについて

SBIホールディングスの関連企業であるSBICrypt社がマイニングを行っています。

中国企業によるマイニング市場のシェア拡大を危惧していることもマイニング事業参入の理由のようです。

また、SBIグループはブロックチェーンによる送金を行うSBI Ripple Asia、ICO事業のSBI CapitalBase、ICO格付けのMORNING STAR、などなど、グループ会社として仮想通貨関連の事業を多く行っています。

仮想通貨取引を健全なものにすることも企業としての使命だと認識しているようです。

GMOインターネットについて

GMOインターネットは2018年2月14日に、クラウドマイニングサービス「Z.com Cloud Mining」を2018年8月に開始する予定であることを発表しました。

2018年3月1日から事前申し込みがスタートします。

設備のレンタル料金は2年間で500万ドル(約5億円)で多額ですが、それだけ収益が見込めるという裏返しなのでしょう。

マイニング以外にも仮想通貨取引所の運営も行っています。

DMM.comについて

DMM.comは仮想通貨マイニングのマシン研究開発を立ち上げています。

最先端のマイニングマシンを開発することによって、今後参加する投資家への利益を還元していく方針のようです。

大手企業が参入することで、中国が多くを占めているマイニング市場の変化に期待したいところです。

マイニングで稼げそうなアルトコイン銘柄について

ビットコインのマイニングについては大手企業などのマイニングプールが参入している現状があり、個人の参入が難しいことは前述しました。

その理由や、個人でも参入が難しくなさそうなアルトコインのマイニングについての情報収集の方法について説明します。

マイニング専用機について

マイニング専用機にはASICという集積回路が搭載されています。

その通貨ごとにASICが開発され、それがマイニング専用機に搭載されています。

例えば、ビットコインについては「SHA-256」というハッシュ関数が用いられていますが、ライトコインは「Scrypt」イーサリアムは「Ethash」など、仮想通貨それぞれによって関数が異なります。

その異なる関数に応じたASICを搭載したマイニング専用機が開発され、仮にマイニングプールがそれを使用すれば太刀打ちできません。

マイニングで稼げそうなアルトコインの探し方

ただ、諦める必要はなさそうです。

というのも、マイニングはビットコインに限ったものではないですし、専用のASICが開発されていないアルトコインも多くあるからです。

それでは、マイニングで稼げそうなアルトコイン銘柄を探す方法をご紹介します。

マイニング効率を確認する方法について

マイニングで効率的に稼ぐ上で重要となるものが計算速度となります。

この計算速度のことをハッシュレートとも言いますが、ハッシュレートが高ければ高いほど、マイニングの効率は高くなります。

ただ、ハッシュレート値が高いPCは価格が高くなり、また、電気消費量もかかります。

マイニング効率が高いものがみつかるMINERGATE

MINERGATEというサイトではマイニング効率の高いアルトコインがみつかり、簡単なクリックだけでマイニングを行うこともできます

MINERGATEはこちら

使用しているパソコンのハッシュレートを入力すればマイニング効率を自動計算してくれます。

MINERGATEの使い方については別の記事でまた詳しくご紹介する予定です。

CPUCOINLISTを活用

CPUCOINLISTは一般的なパソコンで行うCPUによるマイニングが可能かどうかを確認できます。

GPU Advantageが1という数値のアルトコインがCPUによるマイニングが可能であると示しています。

CPUによるマイニングが可能なアルトコイン

  • Aeon
  • BytecoinDucknote
  • Fantomcoin
  • Monero
  • QuazarCoin

2018年2月23日時点では以上のコインがCPUマイニングできそうなアルトコインと、CPUCOINLISTは示しています。

まとめ

マイニングについてご説明しました。

マイニングについてのご理解が少しでも深まれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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